指値注文・成行注文
株を買うことを「買い注文」といいます。買い注文には2種類あります。「指値注文」と「成行注文」です。
「指値注文」は、いくらで買うか指定して注文を出す方法です。たとえば1株1005円の銘柄を1000円で買いたいと注文を出します。この場合、株価が1000円を下回った段階で注文が成立します。「指値注文」の場合は、注文を出した順番に取引されるので、場合によっては、取引できる順番が回ってこなくて、注文が成立しないことがあります。また、この注文方法の場合、1000円以下になるまで待って取引するということになりますので、株を売る人がいないと値が下がらないため、取引が成立しません。
指値注文では、当日中に取引が成立しない場合もあるので、注文を出すときに「当日中」にするか「有効期限つき」にするか選んで注文を出します。当日中に1000円にならなかったら注文が成立しなくてもよい場合と、3日後までに1000円になったら注文が成立していい場合と使い分けましょう。
これに対して「成行注文」は、言い値で取引する注文方法です。すぐに取引が成立することがほとんどですが、思わぬ高値で注文が成立することもありますので、注意が必要です。
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