再入門にも最適な「世界一やさしい 株の教科書 1年生」で必要なものだけを学び、再現できる理論を学ぶ

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「儲かっている会社を選べばあがるはず」
「株は安いときに買って高いときに売る」

このふたつの常識と思われているものは、本書を読むと間違いだったということに気づかされる。株は買う銘柄選びがポイントではなく、いつかっていつ売るかがポイントだということ。さらに株価の値動きは、投資家の心理によって上下するので、業績がよかったとしても投資家の予想よりも下回っていれば、評価が下がり株価も下がるという考え方に基づいて書かれている。

ではどうすればよいのかというと「いい会社を選んで正しいタイミングで買って正しいタイミングで売る」という当たり前のことだけど、できてない株式投資初心者にはうってつけの本だ。企業を分析するための「ファンダメンタル分析」と売買のタイミングに着目して投資先を決定する「テクニカル分析」の両方を用いて投資で利益を得るための方法が実践的で詳しく紹介されている。

もっとも基本的な買うと売りの戦略として「移動平均線の75日線」で戦略を立てることを中心に、ゴールデンクロスとデッドクロスの本当の使いかたや、注文ツールでの「逆指値」を使った実践的な取引方法などが、「初心者が投資の計画から実行まで、ひとりでできるようになる」という目的に沿って説明されている。

実際の銘柄選びのやりかたや逆指値注文でのロスカットの方法など、わかりやすくてすぐにでも始められる内容で、繰り返し読み返したい一冊です。

世界一やさしい 株の教科書 1年生
ジョン・シュウギョウ
ソーテック社
売り上げランキング: 644

本書の目次

0時限目 そもそも株式って何?

  1. 「株」のことをちゃんと知りましょう
    1. 株式投資は何が怖い?
    2. 株って何?
    3. 世界一の企業に就職するか、株を買って経営に参加するか
    4. REITを使って、ゴージャスなビルのオーナーになれる?
  2. 「株式投資」のことをちゃんと知りましょう
    1. 「株式投資」って何?
    2. 株式投資に対する間違った2つの考え方
    3. 株式投資で得られること
    4. 経済がわからないからこそやるべし
  3. 誰が株価を決めるの?株はどこで買うの?
    1. 株価はどうやって決まるの?
    2. 株はどこで買えるの?
    3. あなたの資金は守られている
    4. 正しい証券会社の選び方

1時限目 すべての投資の考え方

  1. なぜ8割の投資家は損をするのか?
    1. まず、投資に関する正しい考え方を全部身につける
  2. 個人投資家が持っている「常識」という誤り
    1. 恐れずに、常識を捨てることからはじめよう
    2. [ワナ1]買う銘柄を教えてください
    3. [ワナ2]儲かっているから上がるでしょう
    4. [ワナ3]安くなったら買って、高くなったら売る
  3. 投資で利益を得るための3つのポイント
    1. あたりまえだけどなかなかできない本質的なこと
    2. [What]何を買うか?
    3. [When1]いつ買うか?
    4. [When2]いつ売るか?
  4. 何を、いつ買って、いつ売るか、どの順番で考えるかがポイント
    1. 「ファンダメンタル分析」と「テクニカル分析」は両方必要
    2. バフェットさんと同じことをすれば儲かりますか?
    3. 自分が目指すものが何かを知ることが、すべてのはじまり
    4. What優先アプローチ
    5. When優先アプローチ
    6. 自分の状況に合わせたアプローチの決め方
  5. 利益と損失はセットでかんがえる
    1. アクセルを踏む前にブレーキの使い方を覚える
    2. 人は儲かる話ばかりに目を奪われる
    3. 「リスク」の意味をちゃんと知っていますか?
    4. リスクコントロールができる自分になる方法
    5. みないで「損切り(嫌い)」する方法
    6. 「逆指値」という魔法の売買方法

3時限目 「すぐ買う」「すぐ売る」を実践する

  1. [実際に買う]画面の表示したがって株を買ってみよう
    1. 逆指値注文をマスターする
    2. 注文の受付と約定は必ず確認する
  2. [実際に売る]ロスカットと利益確定の設定をしてみよう
    1. 買ったらすぐに売り注文を出す
    2. 急激な値動きに備える「値幅注文」を使う
  3. 売ったあとの行動、これが大事
    1. 売り注文が約定したらやること
    2. まずは「利益の計算」
    3. 運が悪かった!では一生上手にならない

4時限目 「買い」を極めれば、チャンスが最大化する

  1. [株価のサイクル]グランビルの法則
    1. 株価の原理と投資家心理がつくりだす「株価のサイクル」
    2. グランビルの法則は人間心理の表れ
    3. [徹底攻略]グランビルの法則
  2. [上昇相場]株価の位置によって投資戦略を変える
    1. [上昇1回目]売買単位を小さくする
    2. [上昇2回目]ゆったりしながらも最も大きな利益をねらう
    3. [上昇3回目]短期で大きな利益をねらう
  3. [上昇相場]1回目の買いを極める
    1. 利益幅も小さくロスカットの可能性もある
    2. 75日線が下を向いても買う理由?
    3. ロスカットの確率が高いのに買う理由?
  4. [上昇相場]2回目以降の買いを極める
    1. 75日線の上で反転し場合、買うタイミングはいつ?
    2. [トレンド転換線]いつ切り返すか見きわめる魔法の線
    3. トレンド転換線に基づく買いの戦略

5時限目 「売り」を極めれば、チャンスが最大化する

  1. [売りの極め]テクニカル指標を使いこなす
    1. テクニカル指標とは、未来の価格やトレンドを予測するもの
    2. 売りのタイミングを見極めれば負けない
    3. テクニカル指標は大きく3つに分類できる
    4. テクニカル指標の正しい使い方
    5. とにかく得意な指標を2個つくる
  2. MACD~天井に近いところで利益確定できる指標~
    1. まず使える2つの指標を覚えよう
    2. 移動平均線より利益確定サインを早く出すMACD
    3. MACDの構成要素
    4. MACDで利益確定する方法
  3. ポリンジャーバンドはここだけマスターする
    1. 買う段階で利益確定の目標まで見える
    2. ポリンジャーバンドとは
    3. ポリンジャーバンドの確認ポイントは3つ
    4. ポリンジャーバンドによる投資判断

6時限目 いい銘柄を絞り込むテクニック「ファンダメンタル分析」

  1. ファンダメンタル分析とテクニカル分析はどちらかひとつで大丈夫?
    1. ファンダメンタル分析の取り組み方
  2. あなたが買うべき銘柄を絞り込む
    1. タイミングがあう、本命の基準は4つ
    2. [基準1]割高になっていないか?
    3. [基準2]しっかり稼いでくれるか?
    4. [基準3]借金がなく、安定しているか?
    5. [基準4]生活費はしっかりくれるのか?
  3. 条件を満たす指標たち
    1. 世界一わかりやすいファンダメンタル指標の説明
    2. [PER]「そのよさにまだ気づいていないか」を見る指標
    3. [PER]「安定した生活ができるか」がわかる
    4. [予想増益率]「これからもしっかり稼ぐか」がわかる
    5. [配当利回り]「生活費はしっかりくれるのか」がわかる
  4. ファンダメンタル情報の集め方と分析のしかた
    1. シンプルにわかりやすい情報の集め方
    2. 集めた情報を比較しよう

7時限目 銘柄はどこで仕入れて、どう管理するのか

  1. 株の投資力の鍛え方
    1. 誰だって、他人に聞けば稼げるならそうしたい
    2. 銘柄の仕入れは、他人ではなく自分自身でやる
  2. 銘柄の仕入れ先
    1. ニュースが1番身近なソースであることは確か
    2. ランキングはちゃんとフィルタリングすれば宝の山
    3. 「明日、買っていい銘柄」を集めた情報
  3. 仕入れた銘柄は手のひらに書く?ポートフォリオの作成と管理
    1. 銘柄を管理するのに最適なツールは?
    2. ポートフォリオのつくり方と管理のしかた
    3. ポートフォリオは鮮度管理が大切
    4. ポートフォリオのツールは大差なし、使いこなしが重要
世界一やさしい 株の教科書 1年生
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